髭脱毛でニキビなどの肌荒れが良くなる話を聞いたことがあるでしょうか。
レーザーなどで照射を行うので痛みも伴うため、あまり肌に良いイメージはありませんが、実は、髭脱毛でもニキビなどの肌荒れが減ってなくなる可能性があるんです。
今回、髭脱毛でニキビ等の肌荒れが改善されるか、また、ニキビ跡があっても施術が行えるか、医療脱毛・美容脱毛それぞれのケースでご紹介します。
髭脱毛でニキビ等の肌荒れは減ってなくなる?それとも増える?
結論から言うと、髭脱毛でニキビや肌荒れといった肌トラブルが改善される可能性があるる一方で、髭脱毛によって逆にニキビができる可能性も・・・。
医療脱毛と美容脱毛、それぞれのケースに分けて解説します。
医療脱毛(クリニック)の場合
実は、クリニックによっては、ニキビ跡のケアとして用いられる「アレキサンドライトレーザー」などを、脱毛レーザーとして採用してる場合があり、ニキビ跡や肌の凸凹が改善される可能性があります。
また人によっては施術を受けることでニキビができにくくなるケースも見受けられます。
つまり、ムダ毛を毛抜きで抜いて毛穴に炎症をおこしたり、不衛生なカミソリで自己処理した際、毛穴に雑菌や汚れが溜まってニキビや肌荒れの原因になりますが、脱毛によって、リスクの高い自己処理の回数・頻度を減らすことで、結果的にニキビや肌荒れが出来にくくなる訳です。
さらにニキビの治療も行なっているクリニックを選べば、髭脱毛と一緒にニキビケアを済ませてしまうことも可能です。
逆に、医療脱毛の施術を受けた後にニキビができた、という人もいます。
これは、毛穴の奥にある毛根を包んでいる「毛包」に細菌が入り炎症を起こす毛嚢炎の可能性が高く、ニキビとは異なります。
医療脱毛で毛嚢炎になる理由は、脱毛により肌が一時的に過剰な乾燥肌になり、保湿による免疫機能が低下し、そこから細菌が入ってしまうためです。
特に、男性の場合、髭周りに毛嚢炎が発生するケースがよく見られます。
軽度の毛嚢炎なら特別な処置は不要ですが、ひどくなると手術が必要な場合もあるため、悪化したらクリニックに直接診てもらいましょう。
湘南美容外科など、脱毛後の治療代や薬代が無料で良心的なクリニックがあります。
美容脱毛(サロン・家庭用脱毛器)の場合
美容脱毛でもニキビができにくくなるなど、美肌効果が期待できます。
例えば、メンズミュゼでは肌に優しい美容成分を含んだジェルを塗り、そこに脱毛器のライトを照射することで脱毛しながら美容成分を肌に浸透させるSSC方式を採用しています。
ジェルに含まれる成分により肌に与えるダメージを少なくでき、かつ美肌に導いてくれます。
メンズミュゼは、施術後には肌のクールダウンを行い、プラセンタエキスなどの美肌成分を配合したミルクローションを塗ってトリートメントするなど、施術後のアフターケアも充実。
トリートメントを行うことで肌をしっかり保湿するため、施術後の炎症や乾燥を防げます。
特に肌が弱い人は、このようなプロによるアフターケアが受けられる美容脱毛がおすすめでしょう。
家庭用脱毛器なら、ラヴィなどIPL方式の脱毛器がおすすめです。
なぜなら、 IPLの光には肌を活性化させる作用があり、元々シミやアザの治療にも用いられていた機器で、使っている間に肌のトーンが明るくなるなど、美肌効果が期待できるからです。
脱毛して毛が薄くなることで、毛穴が小さくなり肌のキメが細かくなりますが、IPL脱毛ならダブル効果が期待できます。
脱毛サロンや家庭用脱毛器を使って肌荒れを起こすケースもありますが、基本的には、医療脱毛の時と同じく、一時的に乾燥肌になり、肌の免疫機能が低下し、細菌が入る流れです。
髭脱毛はニキビ跡があってもできるの?
顔はニキビができやすい部分なので、施術が受けられるのか気になるところ。
医療脱毛と美容脱毛、それぞれのケースに分けてご説明します。
医療脱毛(クリニック)の場合
結論から言うと、ニキビ跡にレーザーを照射しても問題ありません。
医療脱毛のレーザーは黒い色素に反応しますが、ニキビ後の色素沈着は色が薄く、レーザーが反応しない場合もあり、ニキビ跡が脱毛施術に影響するケースはまれです。
ただし、ニキビができて化膿したり炎症を起こしている場合、レーザーによる刺激や熱によりニキビの症状が悪化する可能性があり、患部を避けて施術します。
さらに広範囲にニキビができている場合は、出ている部分全体の脱毛施術がNGになる事もあります。
ニキビの症状がひどい時の脱毛は避けた方が無難ですし、程度によっては施術を断られる場合もあります。
美容脱毛(サロン・家庭用脱毛器)の場合
美容脱毛でもニキビ跡に照射を行うことが可能です。
ただしニキビができている場合、そのサロンの脱毛方式により、対応が分かれる所がクリニックとの違いです。
美容脱毛の中でも、SHR脱毛とハイパースキン脱毛を採用しているサロンの場合、ニキビを「避けずに」施術してくれる場合があります。
SHR脱毛とは、同じ部位に、出力の低い光を連続して照射する脱毛方法で、高い出力の光を1回で照射する従来の脱毛方法とは違い、急激な温度上昇が起こりません。
肌への負担を抑えることができるため、ニキビができている部分も避けずに照射できるため、ニキビの状態が悪くなければ、問題なく施術を行えるでしょう。
しかし、SHR脱毛でも、出血していたり炎症を起こしているニキビは、施術によってさらに悪化する恐れがあるため対応できません。
また、ハイパースキン脱毛は、さらに肌への負担も少ない方式で、ニキビができていても照射することが可能です。
ハイパースキン脱毛なら赤く炎症しているニキビでも施術できるケースが多いです。
ただし膿が溜まっていたり痛みがあるなど悪化が著しいニキビに対しては、ハイパースキン脱毛の場合でも避けて照射します。