髭脱毛を行った後、赤みが生じたり、毛嚢炎やヒゲの硬毛化といったトラブルが発生することがあります。
これらの不安を解消すべく、今回、髭脱毛後に赤みが出る原因と対策6つと、ひどい症状が出た際の対策についてご紹介します。
髭脱毛後の肌トラブルに悩まされている方は、ぜひ参考にしてください。
髭脱毛後に赤みが出る原因6つ!
髭脱毛後に赤みが出る原因を事前に知っておく事で、迅速に対策を打てて、美肌のキープに繋がります。
ここでは髭脱毛後に赤みが出る原因を7つご紹介します。
原因1 脱毛機器の照射力が高すぎる
髭脱毛後に肌が赤くなる原因として、レーザーなど照射熱による影響があります。
脱毛施術で光を照射すると、毛の黒色に反応して毛が熱くなり、毛根に熱が蓄えられ、周辺の発毛組織を破壊することで脱毛効果に繋がります。
この時、肌にも熱が蓄えられてしまい炎症が起こる可能性があり、肌に負担がかかるのは避けられません。
高い脱毛効果を得るには強い照射を当てる必要があり、クリニックやサロンの担当者は、肌トラブルにならないギリギリの出力調整を試みますが、結果的に、照射力が高すぎて肌トラブルに繋がる事があります。
その点、クリニックよりもサロンのほうが脱毛機器の出力が低く、通う頻度は増えるものの、肌トラブルは少なく、最終的な得られる効果に大差ない上、コスパが高いのでおすすめです。
対策
肌トラブルを避けたいなら、その旨事前に施術スタッフに伝えて、出力調整をしてもらいましょう。ただし、基本的に出力を弱くすると、脱毛効果も落ちるため、完了までの回数が多くなります。
脱毛効果、脱毛完了までの回数、肌トラブルリスク、予算とのバランスを考慮しながら、あなたにとって最適なプランで契約するのがおすすめです。
原因2 肌が日焼けしている
日焼け肌に照射した場合、以下の流れで赤みや炎症が発生する場合があります。
肌色に光が反応
↓
肌に熱が発生
↓
赤み・炎症が出る
赤みが長引くと、黒やこげ茶の『くすみ』が肌に沈着(色素沈着)するリスクもあり注意が必要です。
肌に炎症が起こると、肌を守るためにメラニン色素が生成されますが、通常なら、細胞のターンオーバーで自然に排出されるところ、炎症が長引くことで、多くのメラニンが分泌し続け、ターンオーバーによる排出が追いつかなくなり、肌に沈着してしまうのです。
対策
基本的に、脱毛したいなら日焼けは避けたいところですが、日焼けしたい、でも、脱毛もしたい、ならば、髭1本単位でピンセットのような機械で電気を流すメンズTBCの美容電気脱毛(スーパー脱毛)がおすすめです。
原因3 肌にアレルギー反応が生じている
強い照射光による肌の乾燥が進み、バリア機能が一時的に低下することで、アレルゲンが肌に侵入しやすくなり、アレルギー反応を起こす場合があります。
その状態から、アレルギーのかゆみで肌をかきむしると、さらに肌のバリア機能が低下しニキビや毛嚢炎の原因となります。
対策
アレルギー体質の場合、無料カウンセリングで事前にその旨をスタッフに伝えましょう。
過去の症例から、最適なプラン(まずは照射出力弱くテスト的に照射し、アレルギー反応がなければ少しずつ照射出力を高めていく、など)を提示してくれます。
原因4 施術前後の飲酒
アルコールを摂取すると全身の血行が良くなり、ちょっとした刺激で赤みやかゆみが出やすくなります。
対策
少なくとも施術の12時間前くらいからは、飲酒を控えるようにしましょう。
そもそも酒臭い状態でクリニックやサロンに通うのはマナー違反ですよね。
飲酒が原因の肌トラブルは、保証の対象外になることもあるので、施術前は飲まないほうが良いです。
原因5 施術前後に激しい運動をしている
先ほどの飲酒と同じ原理で、運動する事でも血流が良くなり、ちょっとした刺激で赤みや痛みといった肌トラブルのリスクが高まります。
対策
施術前後の筋トレやランニング等の運動は避けるのが無難です。
また、汗をかくことで雑菌が繁殖しやすくなるため、毛嚢炎が発生する可能性も。
水泳なら汗をかかないと思われがちですが、プールの塩素や雑菌が毛穴に入る可能性がありNGです。
原因6 施術前後のサウナ・入浴
こちらも飲酒や運動と同様、脱毛後のサウナや入浴は体温が上昇し血流がよくなり、少しの刺激で赤みやかゆみなどの炎症リスクになります。
対策
脱毛前後は湯船に浸からず、シャワーで済ませましょう。
髭脱毛後の赤い斑点や毛嚢炎がひどい・消えない時の6つの対策は?
髭脱毛後の赤みや毛嚢炎がひどい時、消えない時の対策について6つご紹介します。
対策1 化粧水や乳液・クリームで肌を保湿する
クリニックやサロンでもアドバイスされるはずですが、化粧水や乳液、クリームといったスキンケア製品を使って十分に保湿し、肌荒れ部分への新たな刺激を避けることが、とにかく重要です。
なぜなら、髭脱毛後の肌へのダメージは、時間が経つと自然に修復されますが、乾燥肌のままだとダメージを受けやすく、また、肌荒れ部分に新たなダメージを受けると、赤み・斑点などの肌荒れの改善が遅れるからです。
またスキンケア製品は低刺激のものを選び、肌に染みる場合、我慢せず使用を中止してください。
施術後は脱毛の熱で肌のバリア機能が低下しているため、普段なら問題にならないような小さな刺激でも肌に影響が及びます。
施術後に「◯時間後にスキンケアを行ってください」と指示されたら、指示通り保湿すると良いです。
そして毛嚢炎が起きている時は毛抜きやカミソリでの自己処理は控えましょう。
毛抜きやカミソリでの髭剃りは肌への負担が大きいため、次回の施術でも十分な脱毛効果を得られない可能性があります。
髭剃りをする際は肌の負担が少ない電動シェーバーの使用がおすすめです。
対策2 皮膚を清潔に保つ
脱毛施術による肌トラブルのケア方法は、保湿を入念にした上で、肌を常に清潔な状態に保つことです。
汗をかいたらシャワーを浴びる、正しい洗顔を行うことを心がけるようにしてください。
特に洗顔をする時、ゴシゴシこするのはNGです。
なぜなら、肌のバリアに必要な脂質成分まで取ってしまい、細菌の侵入・繁殖に繋がるからです。
寝具も炎症や肌荒れの原因となる菌が繁殖しやすいため、枕カバーやシーツなどの交換もこまめに行うことをおすすめします。
対策3 患部を冷やす
髭脱毛後は患部を冷やすことでも肌トラブルのリスクを下げることが可能です。
皮膚の内側に熱がこもらないようにすることで、炎症や赤みが長引きにくくなります。
やり方は簡単。
清潔なタオルに保冷剤を包み、脱毛した箇所を冷やすだけです。
肌の赤みや火照りが続いている間は、このような処置を続けると良いでしょう。
同じ場所をずっと冷やし続けると凍傷のリスクがあるので、気をつけてケアしましょう。
なお施術から2週間たっても残るようなら、病院で診てもらった方が確実です。
対策4 運動や飲酒を控える
施術後の肌は軽いやけど状態になっています。
そのままの状態で運動をしたり飲酒をすると血行が促進されるため、赤みが余計にひどくなってしまいます。
施術から1〜2日の間は運動や飲酒、長時間の入浴などは控えるようにしてください。
運動や飲酒は、肌荒れ予防はもちろん、万一、肌が荒れてしまった時も避けたほうが良いですね。
対策5 日焼けを防ぐ
肌トラブルが起きている間は日焼け止めを塗るなどして、UV対策を行いましょう。
施術後はバリア機能が低下していることで、普段以上に日焼けしやすくなってしまいます。
実は、紫外線が目から吸収されると脳がメラニンを作るよう指令を出すため、日焼けしやすくなります。
髭脱毛の際はサングラスで紫外線対策することが大切です。
対策6 患部を触らない
ニキビや毛嚢炎ができてしまった場合、つい患部に触ってしまいたくなりますよね。
しかし、患部に触れたり、膿を潰すと跡が残り、色素沈着の原因にも繋がります。
肌トラブルが起きた際は、自然に治るまでなるべく触らないようにしましょう。