髭脱毛には効果的な施術間隔があり、施術方法によってその期間も異なります。
脱毛の効果を早く実感したいのなら、最初に決めた施術間隔をきちんと守ることが大切です。
この記事では施術ごとの効果的な期間や通う周期、間隔を空けすぎる影響やデメリットについてご紹介します。
髭脱毛ってどのような頻度で完了するまでどれくらいの期間がかかるのか、気になる方はぜひ参考にしてください。
髭脱毛で抜けるまでの効果的な期間や通う周期は?
まず脱毛の施術にはいくつかの種類があります。
脱毛クリニックと脱毛サロンで受けられる施術は異なりますし、家庭用脱毛器を使って自宅で脱毛を行うという手段もありますよね。
これらはそれぞれ別の施術であるため、脱毛の方法や効果の出方も違います。
詳しくチェックしてみましょう。
脱毛クリニック
脱毛クリニックでは医療レーザー脱毛を行っています。
これはメラニン色素に反応する高出力のレーザーを毛根に照射して、毛の組織を破壊する施術方法です。
医療レーザー脱毛は医療機関でしか行うことができません。
強力な光を照射するため、少ない施術回数で効果的に永久脱毛が行える特徴があります。
レーザー脱毛の場合、早い人では5回ほどの施術回数で効果が実感できます。
大体初回から3回目くらいで部分的に効果が出始めて5回目からは青髭が薄くなり髭剃りがラクに。
15回程度で髭がツルツルになり、永久脱毛が完了します。
さらに20回以上施術を受ければ脱毛の効果を永続的に感じられるでしょう。
5回目までは1ヶ月に1回くらいの頻度で施術を行うのが効果的です。
そのため半年ほど通えば目に見えて脱毛の効果が出始めます。
ただ施術を繰り返すとクリニックに通う頻度も徐々に少なくなってくるので、永久脱毛の効果を得るためには約2年ほどかかると見越しておいてください。
脱毛サロン
脱毛サロンではフラッシュ脱毛を行うのが一般的です。
これは医療レーザー脱毛と同じ仕組みを用いた脱毛方法ですが、レーザーより照射の出力が弱いため永久脱毛の効果を得ることはできません。
効果が実感できるまでの期間もおよそ10回と、脱毛クリニックの場合と比べて長くなりがちです。
しかし脱毛クリニックの施術と比べて1回あたりの料金が安く、肌へのダメージも少ないのが特徴です。
永久脱毛の効果はありませんが、回数を重ねることにより徐々に髭剃りがラクになるといった効果が実感できます。
フラッシュ脱毛でも初回から3回ほどの施術で一時的に髭が抜けますが、この段階ではしばらく時間が経てばまた生えてきてしまいます。
5〜6回目で髭が柔らかくなったり生えてくるのが遅くなる効果が。
施術回数が10回に到達する頃には青髭が薄くなり、毎日の髭剃りもラクになるでしょう。
15回を越えると青髭もほぼ解消し、髭剃りがほぼ不要になります。
脱毛サロンでの施術でも20回以上受けると、髭がほぼツルツルの状態へと変化します。
最初は2週間に1回ほどの頻度で施術を行います。
ですがフラッシュ脱毛は医療レーザー脱毛と比べて出力が弱いため、効果が出始めるまでの期間も約8ヶ月と少々遅めです。
ただし脱毛クリニックより短期間で何度も繰り返し施術が受けられるため、こちらも髭がツルツルになるまでの期間は約2年と、医療レーザー脱毛の場合と同程度となります。
家庭用脱毛器
ムダ毛をカットしたり抜き取ったりする除毛器も販売されていますが、家庭用脱毛器はそれとは違い定期的にフラッシュを直接肌に照射して手軽に脱毛を行います。
自宅で簡単にムダ毛の発育を遅らせて毛量を薄くできるという特徴があります。
しかし家庭用脱毛器は脱毛サロンで使用される脱毛機器よりさらに照射出力が弱いです。
そのため効果が実感できるまでには30回以上は使い続ける必要があるでしょう。
もちろん永久脱毛の効果もありません。
家庭用脱毛器は1週間に1回くらいのペースで使用することもできますが、やり過ぎると乾燥などの肌ダメージにも繋がりますので注意しましょう。
大体1年くらいで効果を実感できるようになりますが、家庭用脱毛器は出力が弱いため繰り返し使用してもツルツルの状態に達するのは難しいです。
効果時間までの回数 | 脱毛完了回数 | 効果的な間隔 | 脱毛完了期間 | |
脱毛クリニック 髭 | 5〜6回 | 12~15回 | 1ヶ月に1回 | 約2年 |
脱毛サロン 髭 | 8〜10回 | 20回以上 | 2週間に1回 | 約2年 |
家庭用脱毛器 髭 | 12〜15回 | 30回以上 | 1週間に1回 | 約1年 |
髭脱毛の施術間隔を空けすぎる影響とデメリット3つ!
脱毛にはそれぞれ適切な施術間隔が存在します。
しかし急に仕事が忙しくなったり予定外のことが起こると、定期的に脱毛サロンやクリニックに通えなくなる事態もありえます。
そんなとき髭脱毛の施術間隔が空きすぎてしまうとどうなるのか、気になりますよね?
ここでは施術間隔が空きすぎた際の脱毛効果への影響とデメリットについて解説します。
脱毛効果への影響は?
結論から言うと、施術間隔が空いても脱毛効果への影響はありません。
なぜなら一度施術でダメージを受けた毛や毛根といった発毛組織は、その後も回復することがないからです。
適切なタイミングで施術を行った場合、発毛組織は確実に弱くなっていきます。
毛は次第に細く、本数も少なく弱体化していき、最後には不再生の状態となるでしょう。
このように一度照射を受けた発毛組織は確実にダメージを与えられているため、施術間隔が空いてしまっても元には戻りません。
つまり期間を長く空けすぎたとしても、それまでに受けた施術の効果はそのまま継続するのです。
そのため施術間隔を空けすぎても脱毛の効果を心配する必要はありません。
施術間隔を空ける3つのデメリット!
髭脱毛の施術間隔が空いてしまっても、効果には特に影響がないことが理解して頂けたかと思います。
しかし施術間隔が空いてしまうと、効果以外の面でさまざまなデメリットが発生してしまうのです。
最後に髭脱毛の施術間隔を空ける3つのデメリットについて解説します。
デメリット1:脱毛完了までの期間が延びる
施術の間隔を空け過ぎると、次回に脱毛効果を与えたい毛が退行期に入ってしまう可能性があります。
そうなると次回の照射で脱毛できる毛が少なくなって、最終的な施術回数が増える恐れも。
施術回数が増えると脱毛完了までの期間も延びてしまい、効果が実感できるまで長い時間がかかります。
デメリット2:予定よりさらに費用が嵩む
施術回数が増えると、その分の費用もかかります。
施術料金は決して安いものではないので、費用が嵩むのはなるべく避けたいところなのではないでしょうか。
予算をギリギリで見積もっていた場合は、効果が出始めるより先にお金がなくなってしまったという事態にもなりかねません。
施術間隔が空き過ぎると効果以外の部分はデメリットだらけとなってしまうので、最初に決めた頻度をなるべく守るようにしましょう。
デメリット3:1回目から2回目の期間は特に注意が必要
基本的に施術間隔が空いてしまっても脱毛効果への影響はありませんが、例外として初回から次の期間だけは注意が必要です。
というのも多くの場合、初回の施術では肌への負担やトラブルを防ぐために照射の出力が低めに設定されていることがほとんどです。
なので1回の施術では効果を実感できないこともよくあります。
多くの脱毛サロンやクリニックでは回数を重ねるごとに脱毛機器の出力値を高く調整していきます。
そうして数回施術を繰り返して初めて、毛が少なくなったり細くなったりといった実感を得られるのです。
1回目と2回目の期間を長く空け過ぎると、2回目の施術でも初回の施術と同じ扱いになってしまいます。
最初の施術が無かったのと同じことになってしまうので、このタイミングだけは気をつけるようにしてください。